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2008年02月26日(火) 13時02分

「不当判決、司法の危機」=判決批判まくし立て−鈴木被告時事通信

 「検察と一体となった判決。司法の危機だ」。衆院議員鈴木宗男被告(60)は、一審の実刑判決を支持した26日の控訴審判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「不当判決」と強調した。
 弁護士とともに現れた鈴木被告は、穏やかな笑みを浮かべ、会見に臨んだ。判決への感想を求められると、「人間味のない内容」「評論家的な表現ばかり」などと批判を繰り広げ、次第に険しい表情に。
 弁護側の新証拠を退けた判断について、「検察側調書しか信用しないなら、何のための司法だ」と語気を強めた。東京地検に対しても、改めて「不当な国策捜査」と非難。「やましいことはしていない。これからも真実解明のために闘っていく」とまくし立てた。
 日本で無罪が確定した三浦和義元社長の米国での逮捕にも言及。「日本の司法がばかにされている。なぜ毅然(きぜん)とした態度を取らないのか」とかみついた。 

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