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2008年02月26日(火) 00時10分

三浦元社長「新証拠あるはずがない」、弁護士に電話で連絡読売新聞

 ロス疑惑「一美(かずみ)さん銃撃事件」で弁護人を務めた弘中惇一郎、喜田村洋一の両弁護士は25日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「起訴が出来るとは思わない。有罪になるはずはないと思っている」などと語った。

 両弁護士は、三浦和義元社長がサイパンで22日に逮捕されてから、23〜25日にかけ計6回、電話で連絡を取った。電話口の三浦元社長は「何とか早く出たい」などと突然の逮捕に納得のいかない様子で、逮捕初日はベッドもトイレもなく、コンクリートの箱のような部屋にいれられたことなどを訴えたという。現在はベッドやトイレのある別の部屋に移ったため、比較的元気な様子で、「新証拠がある」と報道されていることを説明すると、「あるはずがない」と落ち着いて話したという。

 三浦元社長が昨年末、米国の捜査当局に事件を説明するためロサンゼルスを訪れたと報道されていることについて、弘中弁護士は「ロスに行ったのは事実と思うが、彼の英語能力からして直接、ロスの警察に説明することはありえない」と語り、「現地の弁護士を通じ、ロサンゼルスの捜査当局に起訴しないよう申し入れてもらうなど、ロサンゼルスで決着をつけるしかないと思っている」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080226-OYT1T00013.htm