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2008年02月26日(火) 12時02分

振り込め詐欺:増える虚偽サイト利用名目 新潟東署に会社員の女性が被害届 /新潟毎日新聞

 携帯電話のメールを通じ、虚偽のサイト利用料名目で現金をだまし取られたとして、新潟市東区の30代女性会社員が25日、新潟東署に振り込め詐欺の被害届を出した。こうした債権回収名目での振り込め詐欺事件が県内で増えており、県警は「覚えのない情報料の請求メールが届いたら、警察に相談してほしい」と呼びかけている。
 調べでは、女性の携帯電話に今月中旬ごろ、「債権回収の件で連絡をください」と架空の会社を名乗るメールが届いた。指定された電話番号に連絡したところ、男の声で「サイト利用料金の未納分を支払ってもらいたい。振り込みを確認すれば、本来の利用料金を差し引いて返金する」などと促され、5回にわたり計約130万円を指定された銀行口座に振り込んだ。
 犯行は、同一の携帯電話会社ならばメールアドレスを知らなくても、不特定多数の電話番号あてに送信できる機能を利用している。県警捜査2課によると、今年被害届を受理した振り込め詐欺事件11件のうち、4件がメールによる手口という。
 他にも「使用中の携帯電話で登録したサイトから退会処理されておらず、料金が未払いになっている」といったメールも確認されている。【川畑さおり】

2月26日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080226-00000117-mailo-l15