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2008年02月26日(火) 22時01分

総額5700万円支払い求める 神世界被害者、提訴も産経新聞

 「神世界」グループによる霊感商法事件で、神世界対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)は26日、被害者25人について、総額約5700万円の支払いを求める通知書を神世界側に送付した。弁護団が会見を開いて明らかにした。通知書は支払期限を3月7日としており、請求に応じない場合は、神世界側に損害賠償を求める民事訴訟の提訴も視野に入れる。

 弁護団によると、支払いを求めているのは東京、愛知など1都11県に住む25人で、20〜40歳代の女性が中心。同弁護団は、今回請求を行った被害者を含めて135人から相談を受けているといい、被害額の算定などが済み次第、順次同様の請求を行っていくとしている。

 会見には今回の請求には加わっていない被害者の女性2人が同席。「初めは癒やしを売りに勧誘してくるが、だんだんと不安感や恐怖心をあおってくる。先祖への『ご祈願料』などとして支払いを求められた」などと被害の実態を語った。

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