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2008年02月26日(火) 06時32分

新証拠「何も言えない」=2、3年前から捜査−三浦容疑者逮捕でロス市警会見時事通信

 【ロサンゼルス25日時事】1981年のロス疑惑銃撃事件で、殺人と共謀の容疑で逮捕した元会社社長三浦和義容疑者(60)について、米ロサンゼルス市警の未解決事件担当捜査官が25日午前(日本時間26日未明)、同市警で逮捕後初めて記者会見した。新証拠の有無に関しては、「その件については何も言えない」と述べた。
 ロス市警は88年、三浦容疑者がロス市内で妻だった一美さん=当時(28)=を保険金目的で殺害したなどとして、殺人と共謀容疑で逮捕状を取得。同容疑者は今月22日、この逮捕状に基づき、米自治領のサイパンで逮捕された。
 未解決事件担当のリック・ジャクソン捜査官は「未解決事件の容疑者を逮捕する際、必ずしも新証拠が必要なわけでない。三浦容疑者に対し、88年に発行された逮捕状は今も有効。サイパンを頻繁に訪問しているとの情報をつかんだので、現地と協力して逮捕に踏み切った」と説明した。
 未解決事件担当班が過去2、3年前から捜査していたとし、逮捕に当たっては、検察とも調整したことを明らかにした。 

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