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2008年02月25日(月) 21時02分

ロス市警担当官がサイパン入りへ…三浦容疑者の移送手続き本格化スポーツ報知

 米ロサンゼルスで1981年に起きた銃撃事件で、米自治領サイパン島の検察当局者は25日、同島で殺人容疑などにより逮捕された元会社社長、三浦和義容疑者(60)のカリフォルニア州への移送手続きをめぐり、ロサンゼルス市警の担当官が数日中にサイパン入りする予定であることを明らかにした。共同通信に語った。

 また、同島の裁判所は25日、移送の可否に関する審理の期日を暫定的に3月5日に設定。検察当局者は、ロス市警の担当官がサイパン到着後、審理の期日が早まり、移送が実施される可能性があるとも述べ、三浦容疑者の身柄に関する法的手続きが本格化する見通しとなった。

 検察当局者によると、移送にはカリフォルニア州知事の要請に基づく北マリアナ諸島の知事の同意と、地元裁判所の決定が必要という。

 三浦容疑者は25日の審理で、今後の担当弁護士について私選ではなく公選を要望。裁判官は家族の年収などを考慮した上で、最終的な判断を下すと決めた。

 一方、ロス市警は24日、三浦容疑者の逮捕に関する記者会見を25日午前(日本時間26日未明)に開く方針を明らかにした。

 会見では、発生から約27年たった銃撃事件の再捜査をロス市警が開始した経緯や新たな証拠、サイパン当局に拘束されている三浦容疑者の身柄引き渡しなどについて言及する可能性がある。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080225-OHT1T00213.htm