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2008年02月25日(月) 14時48分

新たな共犯・証拠は特定せず 三浦容疑者の逮捕状東京新聞

 1981年に米ロサンゼルスで起きた銃撃事件で逮捕された三浦和義容疑者(60)の容疑は、妻一美さん=当時(28)=殺害の実行に加え、それに先立つ「殴打事件」から銃撃に至る一連の殺害計画を共謀した共謀罪であることなど逮捕状の詳細が25日、ロサンゼルス市警の捜査を知る関係者の話で分かった。

 逮捕状は88年5月5日付で、当時の捜査結果に基づく。共謀した相手は、殴打を実行した元女優や「そのほか氏名不詳の者ら」とされており、新たな共犯や証拠は特定されていない。

 容疑事実の第1項は81年11月18日ごろ、ロサンゼルス市内で違法かつ計画的に一美さんを殺害した疑い。

 第2項が共謀罪で、81年7月14日から82年7月9日にかけて、元女優や氏名不詳の者らと、一美さんを殺害して保険金を得るという犯罪の共謀行為をした疑いとなっている。

 逮捕状では、共謀の目的を遂げるための行為として三浦容疑者の行動を列挙。元女優と一美さん殺害方法を話し合い、ハンマーのようなもので殴ることを指示したり、元女優がロサンゼルスに渡航する費用を出し、ホテルの部屋で襲撃させたと指摘した。

 銃撃事件については、一美さんに海外旅行保険を掛けてロサンゼルスに旅行。氏名不詳の者に手で合図して一美さんを22口径の銃で撃たせ、その後保険金を得たとしている。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022590144849.html