【サイパン（米自治領）２５日共同】米ロサンゼルスで１９８１年に起きた銃撃事件で、米自治領サイパン島で逮捕された三浦和義容疑者（６０）の保釈の可否に関する審理が２５日午後１時半（日本時間午後０時半）、同島の裁判所で開かれる。三浦容疑者本人も出廷する見通し。地元裁判所当局者が同日、明らかにした。サイパンでの逮捕後、出廷するのは初めて。
閉廷時刻や保釈の可否の判断がいつ示されるかなどは不明。
一方、日本外務省の駐在官事務所は２５日午前、ロサンゼルス市警やサイパン司法当局の手続きに合わせ、東京の本省と連絡を取りながら司法手続きの確認を進めるなど、現地の動きは慌ただしさが増している。
関係者によると、三浦容疑者は日本で無罪が確定した殺人事件での逮捕に不満を示している。ロサンゼルス市警はカリフォルニア州での取り調べなどを求めるとみられ、保釈が認められなかった場合、当面は身柄の移送時期などが焦点となる。