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2008年02月25日(月) 12時07分

春場所番付に逮捕の3力士 協会処分、先送りのまま朝日新聞

 日本相撲協会が25日に発表した春場所(3月9日初日、大阪府立体育会館)の新番付に、時津風部屋であった力士急死事件で傷害致死の疑いで逮捕された同部屋の兄弟子3人のしこ名が、そのまま掲載されている。同協会が、3人の番付を初場所と同じ位置で据え置くことにしているためだ。ただし休み扱いで、取組は組まれない。

 3人は、幕下西58枚目の木村正和(24)=しこ名・明義豊(あきゆたか)=▽序二段東筆頭、伊塚雄一郎(25)=同・怒濤(どとう)=▽序二段西86枚目、藤居正憲(22)=同・時王丸=の各容疑者。初場所でも休場扱いだった。

 3力士の番付据え置きは、今年1月の初場所中にあった理事会で決定され、初場所後の新番付編成会議で正式に決まった。その時点では3人は逮捕されておらず、捜査に協力していることを理由に、全休しても番付が変わらない異例の措置となっていた。今月7日の逮捕後も、相撲協会は処分を先送りしている。

 番付編成の責任者である放駒審判部長(元大関魁傑)は、「番付据え置きは理事会で決められたことであり、今の時点で変更は考えていない。3人に対しては協会の処分も出ていないので、意見を述べることは差し控えたい」と話した。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/sports/update/0225/TKY200802250153.html