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2008年02月25日(月) 15時44分

<三浦容疑者>落ち着き、通訳に「サンキュー」 保釈審理毎日新聞

 【サイパン宮川裕章】サイパン島ススペ地区の高等裁判所で25日始まった保釈の可否の審理。三浦和義容疑者(60)は、オレンジ色のつなぎを着て、落ち着いた様子で法廷に現れた。 

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 裁判長が英語で逮捕容疑について述べ、「理解しますか」と聞くと、三浦容疑者は日本語で「今までのところは理解しました」と話し、傍らにいる通訳に「ハイ、サンキュー」とお礼を言った。続いて、職業、年収、家族構成などの質問が行われ、三浦容疑者は淡々と答えていた。

 三浦容疑者は「逃亡の恐れはない。パスポートはある」などと保釈を求めたが、裁判長は認めなかった。

 同裁判所の職員、ルイス・ビラゴメスさんは「長年、ここで働いてきたが、こんなに報道陣が来たのは初めて」と驚いていた。

 今回の逮捕劇は地元紙が「日本の会社員が妻殺害で逮捕された」「被害者の夫から容疑者になった」と大きく報道するなど市民の関心も高くなっている。 建設会社社員のヌルル・イスラムさん(49)は「近くのダイビングライセンスの学校に友人を迎えに来たら、日本人の人だかりができていて何かと思った。そんな事件がロスであったのか」と話していた。

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