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2008年02月25日(月) 14時01分

視覚障害者装い詐欺=生活保護費で加算額請求−運転免許更新で発覚・札幌時事通信

 視力が正常なのに、視覚障害者として札幌市から生活保護費の障害加算額をだまし取ったとして、札幌南署などは25日、詐欺容疑で、無職丸山伸一容疑者(50)=札幌市南区石山1条=を逮捕した。容疑を認めている。
 調べによると、丸山容疑者は全盲状態に当たる視力障害1級の障害を負っていると偽り、昨年11月から今年2月までの4カ月間、同市から生活保護の障害加算分約16万5000円を詐取した疑い。
 丸山容疑者は1999年4月、医師に視神経の炎症による視覚障害と診断され、市から身体障害者手帳の交付を受け、視力障害1級と認定された。2003年以降は、生活保護費の障害加算額を受け取っていた。障害加算額は重度障害分を含め、月額で約41000円上乗せされている。
 同容疑者は昨年2月、当て逃げの被害に遭ったと同署に届け出た際、相手の車の特徴を説明するなど不自然な点があったため、同署が捜査を開始。同年10月に運転免許証の更新手続きを行ったところ、視力検査で0.7以上の視力があり合格したため、詐欺行為が判明した。 

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