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2008年02月25日(月) 12時02分

詐欺:事故装い共済金詐取 容疑の3人逮捕、被害総額7000万円か−−長岡 /新潟毎日新聞

 電化製品が落雷事故で故障したと装い農協の共済金をだまし取ったとして、長岡署などが長岡市山古志地区の飲食店経営者ら男女3人を詐欺の疑いで逮捕していたことが24日分かった。被害総額は最大で7000万円に上るとみて追及している。
 逮捕されたのは長岡市山古志種苧原(たねすはら)、飲食店経営、橘素子(55)▽同市山古志虫亀、同、田中博(59)▽小千谷市城内、電器店従業員、野沢直人(38)——の3容疑者。いずれも既に起訴されている。
 調べでは02年10月ごろ、橘被告が旧広神村、田中被告が旧堀之内町(共に現魚沼市)で経営するスナックの通信カラオケ機器や冷蔵庫などが落雷で故障したと偽り、野沢被告と共謀して虚偽の損害証明書を建物更生共済の契約を結ぶ農協に提出。JA共済連県本部から共済金としてそれぞれ約1070万円、1110万円をだまし取った疑い。
 野沢被告は検査をしていないのに、落雷で機器内部に多くの電流が流れ、修理不能となったなどと報告書に記していたとみられる。3人は大筋で容疑を認めているといい、他にも同様の被害があるとみて調べている。【五十嵐和大】

2月25日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080225-00000120-mailo-l15