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2008年02月25日(月) 21時00分

入院中の被告逃亡=千葉の病院、拘置停止の組幹部−覚せい剤密輸で一審無期時事通信

 北朝鮮から覚せい剤を密輸したとして一審で無期懲役とされ、病気のため拘置停止されていた指定暴力団松葉会系組幹部福島敦紀被告(69)が、入院先の千葉県鎌ケ谷市の病院から逃走したと東京高裁が25日、発表した。高裁は同日、停止取り消しを決定。千葉県警などが行方を追っている。
 高裁によると、福島被告は東京拘置所に拘置されていたが、昨年12月の控訴審第1回公判後に病状が悪化。今月14日に拘置停止の決定を受け、18日から27日までの予定で入院していた。24日午後7時ごろ、病院職員が病室からいなくなっているのに気付き、警察に届け出た。
 福島被告は重篤で安静が必要な状態という。病室外に出ることは禁止されていたが、病院側は常時監視はしていなかった。 

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