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2008年02月24日(日) 10時28分

留守宅に報道陣詰め掛ける 妻と雑貨店、地裁では公判中国新聞

 神奈川県平塚市の住宅街にある三浦和義容疑者の自宅兼店舗はサイパンでの逮捕が伝わった二十三日夜、明かりが消えたまま。詰め掛ける報道陣のインターホン越しの呼び掛けにも応答はなかった。

 近所の人などによると三浦容疑者は輸入雑貨店を夫婦で経営、仕入れなどのため長期間留守にし、旅行することもあった。今回も十八日から二十三日まで新聞を止め、自身の携帯電話の留守番メッセージにも「十八日から二十三日まで海外出張している」と残していた。

 近所の主婦(44)は「十七日朝に犬を散歩させている姿を見掛けたのが最後。二十年以上も前の事件でこんなことになるとは…」と驚いていた。

 「人権と報道・連絡会」の山際永三事務局長によると、一週間ほど前に電話で話した際、三浦容疑者は妻が経営する輸入雑貨店の仕入れと観光のため、妻と一緒に一週間ほどサイパンに行くと語っていた。サイパンはたびたび訪れていたという。

 三浦容疑者は、自宅近くのコンビニでサプリメント六個(計約三千六百円相当)を万引したとして昨年四月逮捕され窃盗罪に問われたが、小田原簡裁が出した罰金三十万円の略式命令を不服として正式裁判を請求。現在、横浜地裁小田原支部で公判中で、今月二十五日が公判期日だった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200802240116.html