2008年02月24日(日) 16時31分

「終わった事件」と三浦容疑者＝面会の領事に「今後どうなるのか」（時事通信）

　【サイパン24日時事】米ロサンゼルスで1981年に起きた銃撃事件で、外務省の在サイパン出張駐在官事務所の矢沢憲治領事らは24日午後、殺人容疑などで逮捕された元会社社長三浦和義容疑者（60）と面会した。三浦容疑者は「終わった事件だ」と述べ、不当逮捕との認識を示したという。「今後どうなるのか」と領事らに尋ねることもあったが、冷静な様子だったとしている。
　矢沢領事らによると、面会はサイパン島南東部にあるススペの収容施設で、午後3時40分（日本時間同2時40分）から1時間15分ほど行われた。矢沢領事ら3人が面会した。三浦容疑者は「出国時に身柄を拘束された」と説明。「びっくりした」「今後、どうなるのだろうか」と話す場面もあったが、不安げなそぶりは見せなかったという。
　家族との面会は禁じられているが、電話の使用が制限されておらず、日本の弁護士と逮捕後に十数回、連絡を取ったという。持病の腰痛で持参したコルセットの使用も認められている。一方、ロサンゼルス市警は同市への三浦容疑者の身柄移送に向け、準備を進めている。サイパンは自治領で米国内とは手続きが違うため、サイパン当局に引き渡しを要請する必要がある。　

【関連写真】 〔写真ニュース〕銃撃事件、米捜査に期待-一美さん母
【関連記事】 逮捕状に困惑の表情=空港の交番裏で執行-三浦容疑者
【関連記事】 三浦容疑者、昨年末ロスに=告白本出版の社長明かす
【関連記事】 「誕生日前に光」=銃撃事件、米捜査に期待-一美さん母
【関連記事】 外務省事務所、三浦容疑者と面会=「終わった事件」と不当逮捕示唆-ロス疑惑

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080224-00000043-jij-soci