記事登録
2008年02月23日(土) 23時29分

三浦和義元被告逮捕と報道 81年の一美さん殺害容疑東京新聞

 【ロサンゼルス23日共同】米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は23日、1981年にロサンゼルスで妻を殺害したとして、殺人などの容疑で三浦和義元被告(60)が米国自治領のサイパン島で22日逮捕されたと伝えた。ロサンゼルスで裁判を受ける可能性があるとしている。サイパンの空港警察当局は23日、ロサンゼルス市警の逮捕状に基づき、元被告を22日午後、拘束したと語った。日本の捜査当局は逮捕を確認していない。

 米国の法律では殺人罪の時効はない。同紙によると、ロサンゼルス市警の長期未解決事件の捜査班は、元被告がサイパン島を訪れるとみてグアムとサイパンの当局と捜査協力。元被告は同島の空港で逮捕された。

 市警などはサイパン当局に元被告の身柄引き渡しを求めている。空港警察当局者によると、身柄はサイパン入りする市警側に引き渡される見込み。

 三浦元被告をめぐる一連の事件では、81年8月、ロサンゼルス市を旅行中の元被告の妻だった一美さん=当時(28)=がホテルの部屋で殴られ頭にけが。同年11月、同市で一美さんが頭に銃撃を受け約1年後に死亡、一緒にいた元被告も重傷を負った。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022301000808.html