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2008年02月23日(土) 23時18分

「寝耳に水」と幹部ら 情報収集に走る警察当局東京新聞

 約27年前のロス銃撃事件で、米警察当局が三浦和義元被告を逮捕したとの一報を聞いた警察庁や警視庁の幹部らは23日夜、一様に驚きの表情を見せた。

 「寝耳に水」。米国の報道機関が伝えた三浦元被告逮捕の情報が、警察当局の捜査幹部らに一斉に駆け巡った。「本当か」「米国のどこの捜査機関だ」。真偽を確かめようと情報収集する幹部ら。

 日本国内では2003年に最高裁で無罪判決が確定しているだけに、ある警察庁幹部は「今ごろなぜ、という印象」と困惑した表情。

 ロス銃撃事件の捜査を当時、指揮していた元警視庁幹部は「日本で無罪が確定した後も、ロス市警は捜査を捨てていなかったのだと思う」としつつ「情報がなく、まだ状況がよく分からない」と繰り返した。

 また別の警察庁幹部も「個人的には非常に関心を持っている」としながらも「日本で無罪が確定していることについて、日本の警察がどうこうすることはできない」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022301000803.html