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2008年02月23日(土) 12時48分

子供のけんかで親に賠償命令 東京地裁朝日新聞

 東京都世田谷区の小学校で05年に起きたけんかで左腕を骨折した子供(12)が、監督義務を怠ったなどとして相手の元同級生の父親に約570万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、東京地裁であり、笠井勝彦裁判長は治療費など計約120万円の支払いを命じた。判決は慰謝料についても一部認めた一方、「事故の発端は双方の悪口の言い合いとけんかで、原告にも3割の過失がある」と判断。「小学校の関係者は原告の両親と被告の行き違いを修正する努力をしていない」などとも述べ、けんかを仲裁するような言及が続いた。

 判決によると、2人は小学校の夏季水泳教室の受付の列に並んでいてけんかになった。原告の子供は元同級生に後ろから足をかけられて転倒。左腕を骨折して15日間入院した。訴訟では両親が法定代理人を務めた。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY200802230155.html