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2008年02月22日(金) 01時29分

根来氏「パ会長勧告は白紙に」 パウエル問題朝日新聞

 プロ野球の根来コミッショナー代行は21日、ソフトバンクとオリックスによるパウエル投手への二重契約問題について、パ・リーグの小池会長が示した「6月23日以降にソフトバンクの登録を受け付ける」との勧告を白紙に戻す考えを示した。

 勧告は受けた側が納得することで効力を持つというのが根来代行の持論で、「両球団とも勧告には不服なのだから、白紙に戻すという前提で処理する。私が下すかは分からないが、野球組織としてなるべく早く結論を出したい」と話した。

 パの村田事務局長から今回の問題の説明を受けた根来代行は、ソフトバンクの角田代表から1時間余り事情聴取をした。オリックス側からは22日に話を聞く。

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 〈ソフトバンク・竹内孝規常務取締役の話〉 根来代行の発言の意図を確認したい。ただ、我々は一貫して事実の精査をすべきだと考えてきた。パ・リーグの勧告が出た時点と違って、今は当事者3者から様々な資料が出されている。それを精査して頂いて、判断を仰ぎたい。

 〈オリックス・中村勝広球団本部長の話〉 コミッショナー(代行)に裁定を委ねている状況なので、今回言われたことに特にコメントすることはありません。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/sports/update/0222/TKY200802210401.html