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2008年02月22日(金) 11時59分

通勤途中の男性、殴られ意識不明に 大阪・寝屋川朝日新聞

 22日午前6時20分ごろ、大阪府寝屋川市高柳2丁目の路上を通行していた人から「男性が倒れている」と110番通報があった。男性は、頭から血を流しており、病院に搬送されたが意識不明の重体。現場には血の付いた鉄パイプが落ちており、何者かに殴られたとみられる。男性のショルダーバッグが無くなっているほか、現場から走り去る黒っぽい乗用車が目撃されており、大阪府警は強盗殺人未遂容疑で調べている。

会社員の男性が倒れていた現場付近を調べる捜査員ら=22日午前

会社員の男性が倒れていた現場=22日午前10時17分、大阪府寝屋川市で

現場周辺の地図

 調べでは、倒れていたのは同市高柳7丁目の会社員、二階貴光さん(28)。二階さんは幅約6メートルの路上で仰向けに倒れており、前額部が陥没骨折していたという。

 二階さんは午前6時ごろ、出勤のため自宅を出たといい、京阪本線寝屋川市駅に行く途中に襲われたとみられる。

 府警によると、現場となった道路は、駅へ向かう通行人が利用することが多いが、事件があった時間帯に、付近で大声や争う物音を聞いた人は見つかっていないという。

 現場に落ちていた鉄パイプは長さ85センチ、直径4センチで、1カ所だけ血が付いていた。二階さんが出勤時に持って行ったバッグが、現場から無くなっていると家族が話しているという。ジーンズの後ろのポケットに入れていた財布は取られていなかった。

 現場は京阪寝屋川市駅の西約1キロの住宅街の一角。鉄パイプや金属バットを使った強盗事件は、昨年7月から今年1月までに大阪府南部の住宅街を中心に約10件発生しており、府警は関連を調べている。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0222/TKY200802220071.html