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2008年02月22日(金) 13時02分

在日米軍:完全武装の兵士約20人、基地外へ向け銃口−−キャンプ座間 /神奈川毎日新聞

 ◇男性労働組合員、訓練の様子を撮影
 在日米陸軍基地・キャンプ座間(相模原市・座間市)で21日、完全武装した兵士約20人が基地外の県道に銃口を向けるなどしていた訓練の様子を、労働組合「県央ユニオン」の男性組合員が撮影した。
 相模原市の米陸軍基地・相模総合補給廠(しょう)で1月、基地沿いの道路で自転車に乗った主婦がフェンス越しに銃口を向けられたばかり。男性は「市民の目の前で銃を所持する訓練は、大きな不安を与える」と座間市に通報。米軍に抗議するよう市に申し入れた。
 男性によると、21日午前10時ごろ、座間市緑ケ丘6の市消防本部前の県道を乗用車で通行中、フェンスの向こうで基地内の道路を使った検問訓練を目撃した。兵士らは迷彩服に身を包み、ライフル銃を水平に構え、時折銃口を県道側に向けた。乗用車を止めて、運転手役を車外に引きずり出し、両手を頭の後ろで組ませ背後から銃口を突きつけていた。
 男性は「訓練だろうが、兵士が大声を張り上げ銃を突きつける姿にはぎょっとした。背筋が凍るような恐怖感を抱いた」と話している。【長真一】

2月22日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080222-00000130-mailo-l14