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2008年02月22日(金) 22時59分

静岡県知事、プルサーマル計画「必要な政策」朝日新聞

 中部電力が進める浜岡原発4号機(静岡県御前崎市、出力113.7万キロワット)のプルサーマル計画について、同県の石川嘉延知事は22日の県議会で「必要な政策」と述べ、実施を認める考えを示した。地元4市(御前崎、牧之原、掛川、菊川市)の市長は21日に受け入れを決めており、これで地元同意は事実上完了。10年の実施に向けて動き出すことになる。

 プルサーマル計画の地元同意は、九州電力玄海原発(佐賀県)、四国電力伊方原発(愛媛県)、関西電力高浜原発(福井県)に次ぎ4カ所目だ。

 石川知事は議会冒頭の知事説明の中で「地元4市が容認の意向を示し、県もそれを尊重する。国の安定的なエネルギーを確保する上で必要な政策であり、(容認の意向を)中部電力に伝えたい」と述べた。

 浜岡原発のプルサーマル計画は05年9月に発表された。昨年7月に経済産業省が安全審査を終え、同10月から今年2月にかけて、地元4市と4市議会が相次いで受け入れを表明した。ただ、同原発は東海地震の想定震源域の中央に位置しており、地元住民らには心配する声もある。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/science/update/0222/TKY200802220306.html