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2008年02月21日(木) 09時01分

池田銀と泉州銀統合へ=年内にも持ち株会社設立時事通信

 大阪府の北部を地盤とする池田銀行(大阪府池田市)と南部を地盤とする泉州銀行(同岸和田市)は21日、経営統合を検討していることを明らかにした。年内にも共同で持ち株会社を設立し、両行を傘下に入れた上で合併する方針。早期の基本合意を目指す。
 池田と泉州の両地銀は、経営統合により拠点網を大阪府全域に拡大することで、融資競争が激化する同地域で生き残りを図る。関西地区は大手行のほか有力地銀による府県境を越えた出店競争が起きており、地域金融機関の収益環境は厳しさを増している。このため、今回の経営統合を機に関西での地銀再編が一気に加速する可能性もある。
 統合後の預金残高は約4兆140億円(2007年12月末時点)で、関西地区の地銀では京都銀行に次ぐ規模に浮上する。 

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