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2008年02月20日(水) 07時50分

川口町、当面の財政危機脱出産経新聞

 平成16年の新潟県中越地震の震源地として知られる川口町は19日、公債費が膨らみ予算編成が困難とされた21年度から3カ年にわたる財政危機を回避したと発表した。岡村譲町長が20年度当初予算案の記者発表で明らかにした。

 総額が前年度より500万円少ない29億500万円の20年度一般会計当初予算案は、相変わらずの超緊縮型。町の借金返済にあたる公債費約8億7000万円も歳出のほぼ3割と高率だが、各種基金の年度末残高合計は約9億8500万円確保できる予定で、単年度に9億円程度が見込まれる21年度以降3カ年の公債費でも予算編成できる見通しが立った。

 岡村町長は「財政健全化の努力の成果が出てきた」と話し、財政問題で合併に距離を置いている長岡市にも「理解いただければと思う」と、合併話の進展に期待感を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000041-san-l15