米大統領選のハワイ州民主党党員集会が１９日夜に行われ、オバマ上院議員が７割以上の得票率でヒラリー・クリントン上院議員に圧勝した。オバマ氏は同日の中西部ウィスコンシン州予備選での勝利に続き、スーパーチューズデー後の連勝を「９」に伸ばした。クリントン氏は一歩も引けないところまで追い込まれた。
ＣＮＮによると、ハワイ州での得票率はオバマ氏が７６％、クリントン氏は２４％と引き離した。これでオバマ氏の２４勝１３敗となった。
獲得代議員数はオバマ氏が１３０１人とし、クリントン氏（１２３９人）との差を広げたが、過半数確保が難しい情勢に変化はない。
ホノルルで生まれ、インドネシアに移住後、中学、高校時代を再びハワイで過ごしたオバマ氏の人気は圧倒的だった。オバマ氏自身はハワイ入りしなかったが、妹のマヤさんが選挙戦の先頭に立ち、支持を固めた。クリントン氏は娘のチェルシーさんをハワイに送り、地元選出のイノウエ上院議員やハワイ州職員労組などの支持も得たが、及ばなかった。
オバマ氏は次のヤマ場となる３月４日のテキサス、オハイオなど４州の予備選に向けて、大きく弾みをつけた。 アサヒ・コムトップへ
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