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2008年02月20日(水) 23時01分

「他社製品は有害」と虚偽説明、日用品販売業者を業務停止処分読売新聞

 他社製品は健康に有害であると偽って、練り歯磨き粉や栄養ドリンクを販売したとして、経済産業省は20日、日用品・化粧品販売「ニューウエイズジャパン」(横浜市)を特定商取引法に基づき、3か月間の業務停止命令を出した。処分は21日から。

 経産省によると、同社の会員になっている歯科医などは市販されている練り歯磨き粉や洗剤には有害な化学物質が含まれているとする虚偽の説明をし、「自然成分で作ったから」と自社の製品を売り込んでいた。

 ニューウエイズジャパンをめぐっては、「他人に商品を紹介すると収入が入る」などとうたった勧誘方法が事実と異なるなどとする苦情が消費者センターに数多く寄せられたため、同省が昨年9月に立ち入り検査した。その後も苦情が減らなかったため、処分に踏み切った。同省によると、同社は米国に本社がある連鎖販売業者の日本法人。国内でも約49万人の個人と約560社の法人会員が参加し、売上高は年間約599億円に上るという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080220-OYT1T00658.htm?from=main5