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2008年02月19日(火) 12時31分

真横からイージス艦が衝突?=操業中は相手船に回避義務時事通信

 2人が行方不明となっている千葉県野島崎沖のイージス艦と漁船の衝突事故。漁船の船体が真っ二つに割れていることから、第3管区海上保安本部(横浜)の関係者からは、イージス艦が真横からぶつかった可能性を指摘する声も出ている。
 海上衝突予防法では、2つの船が接近した際、相手船を右側に見る船の方に回避操作を取る義務がある。また、漁船が操業中の場合、付近を航行する船はその漁船を回避しなければならない。
 今回の事故は日の出前に発生したとみられるが、夜間に操業中の漁船はマストの一番高い所など、どの方位からも見える場所に、上に緑、下に白のライトをつけなければならない。
 また、夜間に航行する船は左舷に赤、右舷に緑のライトをつけることが義務付けられており、このライトで相手船の向きも分かる。
 事故当時の詳しい状況はまだ分かっていないが、同保安本部の関係者は漁船の船体の割れ方から見て、動いているイージス艦が真横から衝突した可能性があるとみている。 

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