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2008年02月19日(火) 16時30分

結婚紹介業者に初の業務停止命令=解約申し入れに返金応じず−東京都時事通信

 東京都は19日、結婚相手紹介サービス「デスティナ・ジャパン」(港区)に対し、特定商取引法に基づき8月20日までの6カ月間、新規勧誘や契約を禁じる業務停止命令を出した。中途解約時に返金にほとんど応じなかったことなどが理由で、結婚紹介サービス業に対する業務停止命令は全国初。
 同社は、会員となった日本人女性に、高収入の外国人男性を紹介するサービスを実施。女性側の契約金額は約60万〜140万円という。都によると、同社は男性会員が実際300〜400人程度だったにもかかわらず、1000人以上いるように装っていた。
 同社は女性会員1人当たり6〜12人紹介すると勧誘しながら、契約後、男性を1人も紹介しなかったり、条件と違う男性を紹介したりしていた。女性が中途解約を申し出ても「払った額の約半分は海外の現地法人に支払った」などとして、本来返されるべき額の大部分を返還しなかったという。 

【関連用語】 「特定商取引法」
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