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2008年02月17日(日) 09時28分

あいおい損保、サブプライム関連の損失800億円超計上へ読売新聞

 あいおい損害保険の米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」関連の損失が、2008年3月期連結決算で800億円を超す見通しとなったことが16日、分かった。

 損失は07年9月末時点の252億円から3倍以上に膨らむ。

 あいおい損保は、07年9月末時点でサブプライムローン関連の証券化商品を1114億円保有し、このうち2割強が損失となっていた。しかし、その後も証券化商品の値下がりに歯止めがかからず、損失の拡大が続き、保有残高の7割以上を評価損として計上する見通しになった。

 あいおい損保は、08年3月期連結決算の業績予想は165億円の税引き後利益を見込んでいたが、大幅な下方修正は避けられない見通しだ。あいおい損保は22日に発表する07年4〜12月期連結決算でも、サブプライム関連で600億円超の評価損を計上する見込みだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080217-00000008-yom-bus_all