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2008年02月17日(日) 03時06分

社内で「2ちゃんねる」、大企業の77%が制限読売新聞

 仕事中の情報漏えいを防ぐ目的で、大企業の76・6%が社員の業務用パソコンからネット掲示板「2ちゃんねる」への接続を制限していることが、ソフト開発会社ネットスター(東京・渋谷)の調査で分かった。

 接続の制限は特定のサイトを選択的に接続できなくする「フィルタリング(選別)機能」を用いている。

 調査で回答した約500社の多くが、社員による情報漏えいや不用意な書き込みで対外的な信用が損なわれることを懸念していた。会員同士が交流する「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」最大手のミクシィへの接続も55・2%が制限していた。

 また、ネット掲示板やブログなどでの情報発信やファイル送付については52・1%が「追跡可能」と回答し、問題が起きた場合に社員の情報発信の状況を把握できる体制をとっていた。企業が情報管理を理由に社員監視を強化している実態が浮き彫りになった。

 調査は、ネットスターがネット調査会社のマクロミルに委託して行った。従業員1000人以上の企業のシステム管理者を対象に2007年11月に実施し、有効回答は515件だった。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080216-OYT1T00804.htm