福を呼ぶとされる宝木(しんぎ)を白い締め込み姿の男たちが奪い合う裸祭り「西大寺会陽(さいだいじえよう)」が16日夜、岡山市の西大寺観音院であった。極寒の2月に行われるのが習わしで、約500年の歴史を持つとされている。
「わっしょい、わっしょい」のかけ声とともに本堂に入る白い締め込み姿の男たち=16日夜、岡山市の西大寺観音院で
17日午前0時、冷水に入って身を清めた約9000人(主催者発表)の男たちめがけて、高さ約4メートルの本堂の窓から2本の宝木が投げ込まれた。激しくもみ合って位置取りをし、待ち構えていた男たちは雄たけびを上げながら争奪戦を繰り広げ、祭りは一気にクライマックスを迎えた。 アサヒ・コムトップへ