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2008年02月17日(日) 22時39分

橋下知事が施設視察「必要性乏しいと感じたものあった」朝日新聞

 大阪府の橋下徹知事は17日、売却や民営化も視野に見直し対象としている府立施設の視察を始めた。橋下知事は視察後、「必要性に乏しいと感じたものがあった」と感想を話し、「文化は残すが、残し方の問題。費用のかけ方をプロジェクトチームで検討する。最後は政治決断」と語った。

門真スポーツセンターのトレーニングルームを視察する橋下知事=大阪府門真市で

 橋下知事は就任前から「図書館以外すべて不要」と発言。箱モノ27施設について6月までに視察して結論を出す方針だ。17日は、門真市の門真スポーツセンター(なみはやドーム)と大阪市中央区の上方演芸資料館(ワッハ上方)、同市浪速区の府立体育会館を回った。

 ワッハ上方では、橋下知事が「場所が移る可能性についてどう思うか」と質問すると、伊東雄三館長は「上方文化の拠点であるミナミから情報発信したい」と訴えた。

 来週末には、堺市の大型児童館ビッグバンや大阪市の女性センター(ドーンセンター)などを視察する予定だ。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802170047.html