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2008年02月16日(土) 10時26分

<新世代DVD>ブルーレイ、小売り世界最大手も支持毎日新聞

 【ワシントン斉藤信宏】小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズは15日、新世代DVDについて、ソニーや松下電器産業などが主導する「ブルーレイ」規格を支持すると発表した。東芝などが推進している「HD DVD」規格のソフトやプレーヤーなどは6月までに店頭から撤去するとしており、規格争いでブルーレイが一段と優位に立った。

 ウォルマートは15日に出した声明で「消費者がブルーレイを選んでいる」と支持の理由を説明した。

 米国ではブルーレイ、HD両陣営に作品を提供してきた映画大手ワーナーブラザースが1月初めにブルーレイ支持を表明。ハリウッド映画配給大手6社のうち4社がブルーレイを支持している。家電量販店最大手のベストバイもブルーレイ支持を打ち出している。

 ブルーレイは、ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機「プレイステーション3」が再生機能を内蔵していることから北米でのプレーヤー販売台数が07年末までに370万台に達している。HDプレーヤーの販売台数は約100万台で、東芝は大幅値下げするなど巻き返しに懸命だが、全米に約4000店を持つウォルマートのブルーレイ支持は大きな痛手になりそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080216-00000025-mai-bus_all