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2008年02月16日(土) 13時26分

笑い測定機開発、大爆笑4秒で20「アッハ」 関西大朝日新聞

 笑いの度合いを数値化し、アッハ(aH)という単位で表す「笑い測定機」を関西大の木村洋二教授(コミュニケーション論)と大学院修士課程2年の降旗(ふりはた)真司さんの研究チームが開発した。笑いは健康にいいといわれるが、それを科学的に検証するために役立てたいという。

   

 ほお、横隔膜、腹筋の周辺の皮膚にセンサーを張り付け、1秒に3千回の頻度で、筋肉を動かすときに発生する微弱な電気(筋電位)を測定する。これをパソコンに取り込み、独自開発の専用ソフトで解析し、笑いの程度を判定する。心から笑っていない人を見破ることもできるという。木村教授によると、大爆笑は1秒あたり5アッハほどで、これが4秒続くと20アッハになる。

 07年に測定機の原理に関する特許を出願した。開発費は約600万円。

 23日午後、大阪府吹田市の同大で公開実験をする。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802150070.html