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2008年02月16日(土) 13時09分

JAL国際線、軽食用カートをトイレに収納 食事は提供朝日新聞

 日本航空(JAL)の釜山発成田行き958便(乗客乗員280人)の機内で6日、軽食を運ぶカートをトイレに収納し、そのまま客に提供していたことがわかった。

 JALによると、釜山で降ろすはずのカートを降ろし忘れたため、1台分収納できなくなった。カートは約18キロ。固定せずに動きだし、事故に至ったケースもある。離陸のため走り出した段階で気づいた客室乗務員は、とっさの判断で1台を客室後部のトイレに押し込んだ。36人分のちらしずしなどが入っていたが、箱入りのため衛生上問題はないと判断。食事は離陸後、客に提供した。機長に報告したのは、成田到着後だった。

 JALは「安全上、発覚時に機長に報告して戻るべきだった。箱入りとはいえ、食品の扱いに配慮を欠いた。再発防止を徹底する」としている。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0216/TKY200802160124.html