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2008年02月15日(金) 23時08分

自殺の2日前、少年のピアスの穴広げる 北海道朝日新聞

 北海道芽室(めむろ)町の私立白樺学園高校(木下修校長)の1年生の男子生徒が6日夕、校内で自殺したことにからみ、道警帯広署は15日、自殺の2日前にこの生徒の耳にけがを負わせたとして、帯広市の板金工(17)と無職少年(16)の2人を傷害容疑で逮捕した。

 調べでは、2人は4日午後10時過ぎから翌5日の午前1時ごろにかけ、逮捕された無職少年の自宅で、自殺した男子生徒に「耳のピアスの穴が小さい」と言いがかりをつけ、ピアス用の拡張器を使って直径1センチ程度になるまで無理やり穴を広げた疑い。その場には他にも2人いたという。

 逮捕された板金工の少年は、自殺した生徒の小学校時代の同級生。無職少年は、共通の遊び仲間を通した知人だったという。2人は「最初は冗談半分だったが、エスカレートしてしまった」と供述しているという。

 白樺学園高校によると、生徒の母親は1月末、担任の教諭に「校外の少年に金銭をせびられたかもしれない」と相談。生徒は母親に「人生に疲れた」と話していたという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0215/TKY200802150357.html