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2008年02月15日(金) 19時01分

「奈良の会長の愛人にならないか」 男を詐欺容疑逮捕朝日新聞

 大阪・北新地のクラブの元ホステスに「愛人を紹介する」と持ちかけて金をだまし取ったとして、大阪府警曽根崎署は15日、大阪市都島区東野田町3丁目、無職倉田広治容疑者(49)を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。倉田容疑者は「奈良の会長」という資産家をでっち上げ、その人物の愛人になるようすすめていたという。

 調べでは、倉田容疑者は06年11月、元ホステス(25)に「奈良の会長の愛人にならないか」と持ちかけ、「借金があるなら、返済費用を会長に預ければ5倍にしてくれる」と偽り、女性から預かった約400万円をだまし取った疑い。

 この女性は借金はなかったが、現金が増えると考え倉田容疑者に預けたという。倉田容疑者は電話で会長になりすまし、「愛人にする審査のために写真を送りたまえ」と女性にメールも送っていたという。

 同署によると、ほかにホステスら7人が同様の手口で計1600万円の被害にあっているという。倉田容疑者は20年以上前から北新地に通い、会社経営者と名乗っていた。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0215/OSK200802150047.html