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2008年02月15日(金) 20時16分

プラチナ先物相場が高騰、1年4か月ぶりの取引制限へ読売新聞

 東京工業品取引所は15日、白金(プラチナ)先物相場が高騰したため、取引量にブレーキをかける緊急措置を行うと発表した。

 週明け18日の新規取引から、投資家に対し1取引単位(500グラム)当たり6万円の臨時証拠金を追加で決裁機関に納めさせる。約1年4か月ぶりの措置だ。

 15日は取引の中心となる12月渡しの価格が1グラム=6705円と上場来の高値を更新した。白金の他の銘柄と合わせ、計5銘柄が2営業日連続してストップ高(240円高)となった。

 白金は、宝飾品のほか自動車の排ガス浄化装置など工業用途に使われている。

 約8割を供給している南アフリカで、電力不足により鉱山での採掘に問題が生じており、供給が先細る懸念が出て、世界的に価格が上昇している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000050-yom-bus_all