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2008年02月14日(木) 23時51分

「欲に目くらんだ自分の責任」TV局に手紙 東京の心中朝日新聞

 東京都足立区梅田2丁目の機械修理・販売業佐々木亨さん(52)が自宅で妻和子さん(49)ら家族3人を死傷させ、自殺したとされる事件で、佐々木さんの名前で事件について記した手紙が14日、日本テレビ(港区)に届いた。自宅の土地の借地権売買契約に関する書類の写しが同封され、「欲に目が眩(くら)んだ自分の責任」などと書かれていた。警視庁は借地権売買を巡る問題が動機の可能性があるとみて調べている。

 同テレビ総合広報部によると、手紙は宅配便で届いた。事件当日の11日に発送され、配達日を14日に指定していた。紙1枚に「母親には車イスで生活できる家を、和子には好きな洋裁をする家を、子供達には自分の部屋をプレゼントしたかった。全部無くしてしまいました。死んでお詫(わ)びします」などと手書きされ、「佐々木亨」と署名があった。

 都内の不動産会社によると、佐々木さんとの間で今月5日、自宅や倉庫の土地の借地権を約4800万円で売買する契約を結んでいたという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0214/TKY200802140328.html