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2008年02月14日(木) 23時37分

業務用冷凍ギョーザから微量メタミドホス 残留農薬か朝日新聞

 大阪市健康推進部は14日、中毒事件が起きた冷凍ギョーザと同じ天洋食品(中国河北省)の製造ラインで作られ、同市内の商社が輸入した業務用冷凍食品「餃子(ギョーザ)フライ25g」1袋のギョーザから0.01ppmのメタミドホスが検出されたと発表した。同部は「ごく微量で、原材料の生産時に使われた残留農薬の可能性もある」とみている。

 メタミドホスが検出されたギョーザフライは、昨年9月15日に製造され、同年10月に商社「日佳食品」が輸入して倉庫に保管していた。中毒事件後、同社が未開封の在庫商品を民間検査機関に持ち込み、自主検査していた。

 同社が10月に輸入したギョーザフライ約6.8トンの大半は香川県観音寺市の卸売会社に販売され、このうち約4.5トンを倉庫に保管していた。販売分のうち、約1.2トンがすでに消費されたとみられる。今のところ、健康被害の訴えはないという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0214/OSK200802140087.html