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2008年02月14日(木) 07時24分

米兵「拒まれ乱暴せず」 沖縄少女暴行事件朝日新聞

 在沖縄米海兵隊員が中学3年の女子生徒(14)に乱暴したとされる事件で、強姦(ごうかん)容疑で逮捕された2等軍曹タイロン・ルーサー・ハドナット容疑者(38)が沖縄県警の調べに対し「女子生徒に関係を迫ったが、拒まれたので乱暴はしなかった」と供述していることがわかった。県警は容疑者宅から押収したワゴン車やジャンパーを鑑定するなどして、慎重に裏付けを進めている。

 ハドナット容疑者は10日午後10時35分ごろ、北谷町の路上に止めた車の中で女子生徒に暴行したとして逮捕された。

 これまでの調べで、ハドナット容疑者は車内で女子生徒に抱きついたり、わいせつな行為を迫ったりしたことは認める一方、「拒まれたので無理強いはしなかった」などと容疑を否認しているという。

 また、沖縄市内で声をかけた女子生徒をバイクに乗せ、自宅に連れていった後、車で連れ回したとされていることについても、「無理やりではなかった。相手がいやがっている様子はなかった」と説明。「脅すようなことはしていない」とも話しているという。

 一方、県警はこれまでの調べで、容疑者に恐怖を感じた女子生徒は途中で友人に携帯電話で助けを求めており、車に乗せられてからも何度か逃げようと試みたとみている。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0213/SEB200802130020.html