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2008年02月14日(木) 21時02分

鳩山法相「冤罪と呼ぶべきでない」発言を謝罪 衆院委朝日新聞

 鳩山法相は14日、被告12人の無罪が確定した鹿児島県議選の公職選挙法違反をめぐる「志布志事件」を「冤罪と呼ぶべきでない」と述べた自らの発言について、衆院予算委員会で「志布志の被告であられた方々が、不愉快な思いをされたとすれば、おわびをしなければならない」と陳謝した。

 保坂展人議員(社民)の質問に答えた。冤罪の定義について、鳩山法相は「人違いで有罪判決を受け、服役までした場合」などに限定して解釈していたと釈明。「今後、このまったく不確定な『冤罪』という言葉は公式の場で一切使うまい、と考えるようになった」と述べた。

 一方、福田首相は同日、法相の謝罪について、首相官邸で記者団に「被害を受けた方の立場になって考える必要があると私は思います」と述べた。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/politics/update/0214/TKY200802140302.html