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2008年02月14日(木) 08時10分

外国人講師を次々「解雇」 NOVA継承のジー社朝日新聞

 倒産した英会話学校大手NOVAの事業を継承した「ジー・エデュケーション」(名古屋市)が、昨年11月に再雇用した外国人講師の雇用契約を一部更新せず、事実上解雇していることがわかった。ジー社側は「NOVAから引き継いだ契約期間が切れた講師のうち、勤務態度が悪いなどの講師を更新しなかった」としている。一方、講師を支援する労働組合は「再雇用時に契約期間に関する説明を尽くしておらず、違法な雇い止めだ」として、15日に大阪労働局に申告する。

 ジー社側によると、同社は昨年11月以降、NOVAの社員約200人と外国人講師約1200人を再雇用。講師については、「NOVAと講師が結んだ雇用契約期間を継承した」といい、期間が残り少なかった講師は同12月と今年1月に満了を迎えた。

 その際、ジー社側は「休みが多い」「受講生からの抗議が多い」などと判断した講師については契約を更新しなかったという。更新しなかった講師数については「期間満了を迎えた講師の3割」と説明。具体的な数は明らかにしていない。

 講師の支援労組「ゼネラルユニオン」(大阪市)には1月以降、契約更新を拒否されたとする約200人の講師から相談が相次いでいるという。山原克二委員長は「ジー社は講師に対し、NOVAの雇用契約期間を引き継ぐと明確に説明していない。更新拒否は3割より多く、契約期間が残っているのに雇用を打ち切られた講師もいる」と話している。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0214/OSK200802130096.html