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2008年02月14日(木) 10時30分

ネット自殺予告72人保護=29人増、発信元特定121件−警察庁時事通信

 インターネット上の自殺予告について、全国の警察本部が昨年、接続業者の協力を得て121件の発信元を特定し、72人を保護したことが14日、警察庁のまとめで分かった。
 前年より29人多く、自殺を図った9人を救護。63人は自殺の恐れがあり、説得や家族への見守り要請などをした。死者はいなかった。
 発信元の特定は46件増加。予告方法は掲示板への書き込みが68件(うち自殺サイト9件)、メールが48件、チャットなどが5件だった。
 警察が把握した端緒は、書き込みを発見した一般からの通報が最多の58件、サイト管理者からが20件、本人が警察の相談窓口などに予告したのが17件。教育委員会がいじめなどによる自殺予告を通報したケースが15件あった。 

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