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2008年02月14日(木) 08時01分

「蘇民祭」ポスター男性、剛毛“封印”!スポーツ報知

 JR東日本盛岡支社が胸毛をあらわにしたひげ面男性の写ったポスターの掲示を拒否したことで話題になった、岩手県奥州市水沢区の黒石寺蘇民祭(こくせきじそみんさい)が13日午後10時にスタート。ポスターの裸体が注目を浴びた会社員・佐藤真治さん(38)は胸毛を“封印”した。

 「親からもらった体」と反論していた佐藤さんだが、この日の祭りでは「世話人」と書かれた法被を着たまま。伸びたひげは披露したが、下帯姿の男たちが護符入りの麻袋を奪い合うメーンイベント「蘇民袋争奪戦」には選手として出場せず「そってない」胸毛はお蔵入りとなった。

 「僕は邪魔にならないように後ろにいます」と役目を全うする考えを明かす佐藤さん。一時は「冗談でひげも胸毛もそろうかと迷った」が周囲の反対で断念。来年以降も選手として「−争奪戦」には出ない意向だ。

 ただこの日は例年の10倍以上となる47社172人の報道関係者が殺到。「ジャッソウ、ジョヤサ」の掛け声とともに川の水を浴びる裸の男性たちの中には「冷てぇ〜、冷てぇ」と裸で半泣きになってマイクを握るテレビスタッフも。関係者は「ポスター掲載の拒否が逆にPRとなった」と“胸毛効果”を認めた。

 フィーバーの裏側で、現場ではゲイや露出癖のある男性の乱入も懸念されている。関係者は「おそらく混乱も今年だけでしょう。来年からはおとなしいポスターにします」と疲れ気味。佐藤さんも市も今後“剛毛封印”の方針で一致。脱線しつつある熱気の終結をもくろんでいる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080214-00000082-sph-soci