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2008年02月13日(水) 08時02分

生協連回収分、17袋微量検出 ギョーザ事件産経新聞

 中国製ギョーザ中毒事件で、日本生活協同組合連合会(日本生協連)は12日、「CO・OP手作り餃子40個入り」(560グラム)17袋のギョーザ本体から有機リン系殺虫剤を検出したことを明らかにした。いずれも0・01〜0・06ppmと微量で、人体への影響はないという。

 日本生協連によると、千葉県内や埼玉県狭山市、草加市の組合員から回収した16袋からメタミドホスを検出。製造日はいずれも昨年9月8日だった。ギョーザを食べた組合員はいずれも腹痛などを訴えていたが、日本生協連は「因果関係は分からない」としている。

 さらに、東京都狛江市の組合員から回収した1袋からは、ジクロルボスが検出された。製造日は昨年7月22日で、濃度は0・01ppmだった。この組合員は「においが少しきつかった」と話していたという。

 日本生協連はこれまでに約1万2000袋を回収。被害の訴えがあったものと同じ商品を優先的に検査した結果、22袋からメタミドホス、2袋からジクロルボスが検出されている。

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