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2008年02月13日(水) 13時34分

<札幌医大>入院患者のMDRF感染死7人に毎日新聞

 札幌医大は、札幌市中央区の同医大病院高度救命救急センターで昨年8月に2人の入院患者が多剤耐性緑膿(りょくのう)菌(MDRF)に感染し死亡していたことを確認した。同センターでは06年9月から昨年12月までに21人の入院患者がMDRFに感染、6月までに5人が死亡したことがこれまでに判明しており、死者数は計7人となった。

 新たに死亡が確認されたのは、熱傷で入院した20代の男性と、腎不全の80代の女性。昨年7、8月にMDRFが検出され、8月に死亡した。

 同病院は院内感染の可能性は低いとしているが、感染経路などを調べるため、今週中にも外部の専門機関に検出された菌の遺伝子検査を依頼する。【千々部一好】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080213-00000065-mai-soci