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2008年02月13日(水) 14時01分

ICF元社長ら4人逮捕=株価つり上げで偽計容疑−大阪府警など時事通信

 東証マザーズ上場のIT関連企業「アイ・シー・エフ」(ICF、現オーベン、東京都世田谷区)が株価をつり上げるため買収先の企業価値を過大に発表したとして、大阪府警捜査4課は13日、証券取引法(現金融商品取引法)違反(偽計)容疑で、アイ社元社長佐藤克容疑者(32)と、買収に関与したパチンコ情報会社「梁山泊」実質オーナー豊臣春国容疑者(57)=別の相場操縦事件で公判中=、公認会計士ら計4人を逮捕した。
 府警は同日、証券取引等監視委員会と合同で関係先10数カ所を家宅捜索した。
 豊臣容疑者らのグループは、相手企業の価値を過大評価した株式交換を発表し、アイ社株をつり上げて売却する手法で巨額の利益を得たとみられ、府警は取引の実態解明を進める。株式交換で株価を上昇させる手法はライブドア事件でも使われた。ライブドアの元副社長榎本大輔氏はアイ社の最高戦略顧問を務めたことがあり、府警は榎本氏の関連先も捜索対象に入れた。 

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