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2008年02月13日(水) 13時04分

鳩山法相また“失言” 12人無罪の鹿児島選挙違反事件「冤罪と呼ぶべきではない」産経新聞

 12人の被告全員の無罪が確定した平成15年の鹿児島県議選の公職選挙法違反事件について、鳩山邦夫法相は13日、全国の検事長、検事正を集めた検察長官会同で、「冤罪(えんざい)と呼ぶべきではない」と述べた。同事件では、鹿児島県警の捜査員が任意取り調べの際に、「踏み字」を強要するなど違法な取り調べが問題とされ、逮捕、起訴された被告全員が1審で無罪となっている。

 訓示の中で、鳩山法相は鹿児島の公選法違反事件と、富山県で平成14年に強姦容疑などで逮捕され、実刑判決を受けた男性が服役後に無罪となった事件を取り上げ、「非常に残念なこと」としたうえで、「(富山の)事件のほうは人違いだから冤罪ということだろうが、(鹿児島の)事件は冤罪と呼ぶべきではないと考えている」と話した。

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