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2008年02月13日(水) 08時34分

ブリヂストン、マリンホース事業撤退−海外で贈収賄疑惑発覚日刊工業新聞

 ブリヂストンは12日、原油海上輸送に使うマリンホースの事業から撤退すると発表した。07年5月に発覚した国際的なカルテル事件の社内調査過程で、海外公務員への贈収賄の疑いが新たに発覚したため。同事業の売上高は50億円程度で業績への影響は軽微だが、「ブランドイメージへの影響は計り知れない」(荒川詔四社長)。F1参戦などでイメージアップを図ってきた同社だが、金額以上のダメージが広がりそうだ。

 同社によれば現段階で、03年以降、総額1億5000万円が海外のエージェントに違法に支払われ、現地公務員に供与された可能性があるという。マリンホース以外のの化工品でも同様の疑いが持たれており、今後品目や組織体系を見直す。

 司法当局や社内調査の結果を踏まえて3カ月内に関係者を処分する。荒川社長は自身の進退について「退任は考えていない。続投してこの機に思い切って、社内を洗い直したい」とした。





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